観光地としての日本~ネットの検索とすこし歩いた感想
もっと歩いてみないとわからない。
ただ、いくつか考えることはある。
国や地域別では、中国からの旅行者が最も多く、おととしより2倍以上増えて499万3800人。ついで韓国からが45.3%増えて400万2100人、台湾からが29.9%増えて367万7100人。そして、アメリカからの旅行者が15.9%増えて103万3200人と、初めて100万人を超えました。
外国人旅行者が東京や大阪などの都市部に集中していることを踏まえ「地方への誘客は重要なポイントだ。来年度予算は今年度より大幅に増えているので、これを有効に使うことで地方の観光資源の掘り起こしや外国人旅行者の受け入れ態勢の強化を
中国からの観光客が多いのは、人口のあんばいもあるでしょう。
地球上の1/3は中国人なんだし。
なんだかんだ韓国からの観光客が多いんだな、とか、
人口のポテンシャルから考えて台湾は多いな、と思う。
東京や大阪など都市部に集中、というが、本当にそうなんだろうか。
興味深いデータがある。
15年1月1日から9月30日までの期間中、一定規模の検索数がある、前年からの伸び率の高い上位1000語を分類すると、「施設名」や「地名と宿泊」での検索など宿泊に関する語句が全体の約50%を占め、「Sapporo snow festival」など東京以外の地域に関する語句は約80%を占めたという。
宿泊に関する語句では、特に「Ryokan」の検索数が上昇。東京以外の地名については、大阪の成長率が大幅に増加し、特に簡体字や繁体字での検索数が顕著だったという。
ネットで検索してくる観光客は、ややアッパーな層で
むしろ、お金を多く落としてくれる層と思われる。
地方の伸びはおおいに期待できそうだし、その萌芽は見て取れる。
数年前、台湾に行ったときの「北海道ブランド」の高さには目を見張った。
プロ野球の北海道日本ハムファイターズと陽岱鋼選手の存在は、
けっこう大きな存在のような気もする。
*
観光客がふえれば移住を考える外国人もふえるだろう。
彼ら皆が皆、東京や大阪といった都会に住むことはないと思う。
けれども、わざわざ日本にやってくるのは富裕層だろうから、
きっと、東京や大阪に住処を見つけてしまうのかもしれない。
日本人は異国の言葉が飛び交う街に住むという風習に恐ろしく弱い。
ただ、都会を観光していると、そんなことは当たり前になる。
げんに、コンビニなどの接客業に日本語がおぼつかない人が
立っていて、それが夜中だったりして困ることもある。
話は飛ぶが、人工知能やそれを搭載するロボットの進化で、
いよいよ、人間が職を失うのはこういうところからじゃないかと思う。
日本人こそが、今の街をよく観察する必要がある気がする。
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