青の手帖

今から未来。小匙一杯の刺激を。

「『反原発』は人気ないけど『ドローン』と抱き合わせで……」「子どもを追いつめる『LINE』いじめ……」~世界はより狭く。

Sans crainteSans crainte / Seth Capitulo

思うに、世界はどんどん狭くなっているようだ。

www.sankei.com

「謝罪」だし、弁護人に言わせてるのかもしれないけど。

原発の再稼働を止めたかった。反原発は人気がないけど、ドローンと抱き合わせればアピールできると思った」と述べる一方、裁判官から「成功したと思うか」と問われると「今思えばやるべきでなかった。手段として間違っていた」と

 続いて「LINE」いじめのほう。

japan.cnet.com

こういうお上の号令による大ぶりな調査は、

氷山の一角として見たほうがいいのかもしれないが。

あるいじめっ子は、いじめている相手に学校にスマホを持ってこさせ、目の前でトーク履歴を削除させたそうだ。「やりとりなんかしていないし、いじめもしていないよね」としれっと嘘ぶいていたという。

「ああ」って思っちゃうよね、どっちも。

     *

飛行機に11~12時間乗っていると、

イングランドに着いたり、アメリカ本土に着いたりする。

それでも、いざその地を踏めば「世界は広い」と思うもの。

ここまで極端にしなくても、電車に乗って30分も走ってしまえば、

ずいぶん遠くへ来たなと思うし、そこには別の人の暮らしがある。

世界は、思ったより広いことを、どんどん忘れていってしまう。

     *

反原発」に人気があるかどうか。

3・11以降、いくらか変わったと思うけど、

やっぱり、「反原発」をうたうと、社会から疎外される。

声のでかい奴らが原発の利権に密接に関わっていたり、

さらに声のでかい奴らに原発の恩恵にあずかってる連中に

脅されていたりするから、どうにも通りが悪い。

放射線以上に、触れてはならないものが確かにある。

     *

LINEについては、このブログで「LINE@」の試みを始めている。

どこかで読んだのだが、イマドキはインターネットに触れるのに、

検索窓すら叩かないそうだ。

facebookTwitterのアプリを見て世界を知ったつもりになり、

キュレーションアプリから世の中を睨んでいるのだそうだ。

LINEの空間なんて、もっと密室だ。

大嫌いだった中学校の息苦しさを、もっと押し込んだような

ドライで、薄気味悪い密室だと想像できる。

     *

中学校くらいから、思い切ってアメリカにでも

留学させてもらえばよかったと、今は思う。

日本が嫌いとかそういうことではない。

よその国から日本を見たり、その国そのものを見たりって

いう経験を小さいころからしておきたかったな、と。

そうすれば、いくらか「つくられた孤独」にも

耐えられたんじゃないかと思う。

弱り切ってしまったボクにはもう、ちょっと耐えられない。

人気なんて気にしないで生きていけたら、

どんなにすがすがしいだろう、と、ほんとうに思う。 

 

---------------(以下定期)

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