「『反原発』は人気ないけど『ドローン』と抱き合わせで……」「子どもを追いつめる『LINE』いじめ……」~世界はより狭く。
思うに、世界はどんどん狭くなっているようだ。
「謝罪」だし、弁護人に言わせてるのかもしれないけど。
「原発の再稼働を止めたかった。反原発は人気がないけど、ドローンと抱き合わせればアピールできると思った」と述べる一方、裁判官から「成功したと思うか」と問われると「今思えばやるべきでなかった。手段として間違っていた」と
続いて「LINE」いじめのほう。
こういうお上の号令による大ぶりな調査は、
氷山の一角として見たほうがいいのかもしれないが。
あるいじめっ子は、いじめている相手に学校にスマホを持ってこさせ、目の前でトーク履歴を削除させたそうだ。「やりとりなんかしていないし、いじめもしていないよね」としれっと嘘ぶいていたという。
「ああ」って思っちゃうよね、どっちも。
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飛行機に11~12時間乗っていると、
イングランドに着いたり、アメリカ本土に着いたりする。
それでも、いざその地を踏めば「世界は広い」と思うもの。
ここまで極端にしなくても、電車に乗って30分も走ってしまえば、
ずいぶん遠くへ来たなと思うし、そこには別の人の暮らしがある。
世界は、思ったより広いことを、どんどん忘れていってしまう。
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「反原発」に人気があるかどうか。
3・11以降、いくらか変わったと思うけど、
やっぱり、「反原発」をうたうと、社会から疎外される。
声のでかい奴らが原発の利権に密接に関わっていたり、
さらに声のでかい奴らに原発の恩恵にあずかってる連中に
脅されていたりするから、どうにも通りが悪い。
放射線以上に、触れてはならないものが確かにある。
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LINEについては、このブログで「LINE@」の試みを始めている。
どこかで読んだのだが、イマドキはインターネットに触れるのに、
検索窓すら叩かないそうだ。
facebookやTwitterのアプリを見て世界を知ったつもりになり、
キュレーションアプリから世の中を睨んでいるのだそうだ。
LINEの空間なんて、もっと密室だ。
大嫌いだった中学校の息苦しさを、もっと押し込んだような
ドライで、薄気味悪い密室だと想像できる。
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中学校くらいから、思い切ってアメリカにでも
留学させてもらえばよかったと、今は思う。
日本が嫌いとかそういうことではない。
よその国から日本を見たり、その国そのものを見たりって
いう経験を小さいころからしておきたかったな、と。
そうすれば、いくらか「つくられた孤独」にも
耐えられたんじゃないかと思う。
弱り切ってしまったボクにはもう、ちょっと耐えられない。
人気なんて気にしないで生きていけたら、
どんなにすがすがしいだろう、と、ほんとうに思う。
---------------(以下定期)
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