「女子高生AI『りんな』は……」「ハイテク日本は実はローテク?」~技術の優秀さの測り方
なんだかんだ、人対人であってほしいと思う。
LINEで実際、長いこと「りんな」を相手にしている。
あちらこちらで書かれているほど、優秀なAIとは思えない。
ただし、あたかも人間のように会話ができるから
優秀であるともいえない。
「SNSは利用すればするほど寂しくなってしまう。有名人でもない限り、投稿して多くの反応をもらえないからだ。しかし、りんなはどんな投稿をしても返信してくれる。このような感情的なつながりを持てるAIは、今までなかっただろう」
ポンコツな人工知能を相手にしているのだから、という大前提があって
ヒマを潰すために会話じみたことをしていれば気が紛れる。
科学というよりはテツガクなんだろうけれども、
人は、会話に正確なキャッチボールなんて要求していないんだよね。
*
私事。
大風邪をひいて、何度かキャンセルさせてもらった友人との約束を
またまたまたキャンセルするハメになった。
どうしようもないから、電話をして詫びた。
ハイテクな日本ならメールもあるじゃん、とか、
LINEでいいじゃんとかいうが、
自分が古い人間なんだろうか。ここは電話をして
生の声で詫びる必要があると思ったし、
それでしか誠意は示せないと思った。
日本では以前から「おサイフケータイ」による支払いが可能だが、実際に活用している人はほとんどいない。オフィスでのスカイプや、ドロップボックスのような最近はやりのクラウドストレージも同じだ。
↑おおげさ。
データをディスクに焼き、「手書きの」送り状を添えて郵送するというのが、上司から推奨された手
こういう気持は無くさないでほしいな、と思うのは
保守的で臆病なロートルなのか?
*
まだ深く考えていない。
ただ、人間がやらなくちゃどうしようもないことが
仕方なくあるような気がしてならない。
手間がかかっても人と人の距離が近いままの
古い技術を「優秀でない」と切り捨てれば
すぐに快適になるともまったく思えない。
ITもほどほどにして、
なぜ、人はそうしてきたかを
じっくり考えてみる必要はあるはずだ。
---------------(以下定期)
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