青の手帖

今から未来。小匙一杯の刺激を。

有馬記念2015予想の支え〜【2】馬券と引き替えに何を買うのか。

1st Place Horse1st Place Horse / Paolo Camera

インターネットが普及したことによって、情報の値段は下がっている。

それを、調べていて「ふぁ〜」と思ってしまった。

 

有馬記念プレビュー

このページはJRA、つまり胴元とJRAの提供する情報を

まとめて売っているところがツルんで宣伝しているサイト。

ここの情報がすごいな、と、見つけて思った。

「相関図&最新情報」というディレクトリの最新情報の映像、

これ、金を払って見るものだったんです。

ただ、今年の有馬記念に関しては有力馬については

最新の調教などの映像が公開されている。

これを見て何がわかる? というもんだが、

調教(練習のようなもの)を見て、

「いい走りをするな」と発見できればいいのだ。

     *

井崎脩五郎 - Wikipedia という人(?)がいる。

なにせ、半世紀ちかく競馬にかかわってきた方。

いろいろな逸話が残る、最後の競馬予想家かもしれない。

日曜の昼下がり、テレビをつけたら

顔を赤らめてニコニコ話すこの人の姿を見たことがある人もいるだろう。

いつだったか。

井崎さんが言ってたことでよーく覚えているのが、

パドック(下見所。レース前に馬を曳いて見せる場所)の映像を前に

「オリンピックの100m走でこれから走る人をずらっと並べて、

 名前もわからないままだったら、誰が勝つかなんて

 わかるわけがない」

と言っていたのを記憶している。

それでも、予想の要素にパドック診断を取り入れる人は多い。

かく言う自分もパドックは必ず見たい人なんだ。

なぜパドックを見るのかというと、

自分はそこに未来のヒントがある、と信じているからだ。

     *

前回「ケントク買い」の話をした。

井崎さんもこれを得意にしている。

彼のコラムなどでたまに披露されていておもしろい。

たとえば。

有馬記念プレビュー のページをもう一度開き、

スペシャルムービー のディレクトリを開く。

じつは、三浦大輔投手は馬主なんですが、

なぜ、佐々木主浩さんでなく、三浦大輔投手なのか、と考える。

ちょっと競馬に詳しい人だと「リーゼントブルース号などいたが、

大きなタイトルには縁がない馬主さんで、かつ、

世間的にも好感度も高く無難ではないか云々」と斬ってしまいそうだが

やっぱ不自然だなーと思って、彼の背番号18の1と8とか10と8とか

そういうところを買うのもこれ、立派なケントク買いだと思う。

なんなら、有馬記念プレビュー のページのサブタイトル

「60年目の夢、次なる奇跡」というのに噛みつき、

10番6番を買うもよし、なんじゃないかな、と思う。

      *

前回の有馬記念話の続きみたいに結局なっちゃったけど、

馬券を買うことの楽しみは、

自分で発見したヒントから未来を当てるってことだと思う。

そのための話題提供は今週は続けようと思うし、

その中からヒントを発見して当ててもらえれば幸いだ。

      *

余談だけれども、ショウナンパンドラ号は出走を回避。

有力馬なだけに、ちょっと残念な知らせ。

予想はますます混迷をきわめますね。

---------------(以下定期)

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