青の手帖

今から未来。小匙一杯の刺激を。

未来都市浅草~いろいろな人がいて当たり前。

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浅草に行って、すこしハッとなった。

それは、なるべき未来の日本の姿が、

古くさいと思っていた浅草にあったことだ。

 

internet.watch.impress.co.jp

この記事で採り上げられているYoutube動画がこちら。

なるほどね、やっぱり白人は苦手だな、と思った。

無意識に上からモノを言うよなー、と。

     *

浅草の雷門前で人垣を観ていると、潮の満ち引きのようだ。

まず、みんなが写真を撮りたいだろう、と思う人が集まり、

なんとなく、雷門のまわりをあけて、写真を撮ったりしている。

しかし、やがて空気を読まない人が自撮り

(あ、今、古いIMEで「自撮り」が出なかった)

をはじめて、場の一体感みたいなのを破壊する。

そして、どっと我も我もと雷門の提灯に近づき写真を撮る。

しばらくして、誰かが煙たそうな顔をして引きの写真を撮る。

それで、また人垣が引いていって提灯の下に空間ができる。

これが、一定時間で繰り返される。

     *

自分の中に単一民族幻想がある。

だいたい、黄色人種ばっかりなんだよな、と。

しかし、中国や韓国、台湾やタイや中東や……となると、

黄色っぽい人だけでも、言語も違えば習慣も違う。

思考パターンも違うのは、もう当たり前で、

そういう当たり前を、浅草の雑踏で粉微塵にされた。

そして、こういう状況こそ、これからの日本なんだろう

とも思ったりした。

今までのほうが異常だったんだ、と思い直している。

ずいぶん頭に力をこめているんだけど。

     *

マイクロ・アグレッションなんて気にしてちゃダメ。

いろんな意思があることを当然としなくちゃ。

無闇に驚くんじゃないよ。笑っていればいい。

レイシストの大声を聞いて「え」と思うのは、

それって怯えてるだけじゃないの? って感覚だ。

世界は変わる。日本だって変わっていく。

ただ、それだけのことなのだ。

これでいいのだ。

そんなことを、浅草の高い天ぷら蕎麦を食いながら思った。

---------------(以下定期)

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